滅菌システムについて
滅菌システムについて
滅菌とは?
「滅菌」とよく似た言葉に、「殺菌」「消毒」があります。
簡単に説明しますと、以下のようになります。
- 滅菌 ~ 全ての微生物(エイズ・B型 C型肝炎を含む)を死滅させること
- 殺菌 ~ 病原微生物を殺すこと。消毒よりは強いが滅菌よりは弱い。
- 消毒 ~ 病原微生物をある程度殺すこと。
はせがわ歯科の滅菌システム
はせがわ歯科では、使用ごとにさまざまな器具を滅菌しています。
滅菌できない紙コップ・エプロン・注射針・麻酔液などは、ディスポーザブル(使い捨て)としております。
滅菌処理しているもの
- ミラー・ピンセット・バキュームなどの基本セット
- 器材トレー(基本セットを乗せているトレー)
- 手術器具
- ダイヤモンドバー(歯を削るドリル)
- リーマー・ファイル(神経の処置をする針)
その他滅菌可能なものは滅菌を行います。
滅菌の手順
1.治療が終了したら、使用した器具類を全て消毒室に持って入ります。ディスポーザブルのものや捨てる物は、それぞれ分類されたゴミ箱に廃棄します。

2.滅菌する器具類について、まず血などの大きな汚れを
流水下にてしっかり洗います。

3.洗浄用の薬液を入れた超音波洗浄器にて、
しっかり洗浄します。

4.滅菌バックに入れるものをパックします。

5.オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)に入れて、高温高圧で
すべての細菌、ウイルスに有効な高圧蒸気滅菌をします。
小さい器具は、プチクレーブという小型の機械で滅菌を
行います。
器具が足りなくならないように、診療室の裏側では何回もこの工程を、スタッフが診療中や診療後に行っています。
デンティスターについて
歯科治療に不可欠なエアータービンハンドピース。歯を削るときに使用する「キーン」という音がなるアノ器具です。
デンティスターは、複雑な構造で分解の困難なタービンヘッドの内部までをも、殺菌&洗浄します。
約110℃に加熱された、生体に無害な専用のオイルが、約5分間(1サイクルが15分間)でハンドピースヘッドの内部までをクリーンに殺菌&洗浄し、患者さん一人一人使用ごとに清潔なタービンを交換・使用します。
診療用の水について
当院ではウイルス・細菌対策に「水」がもっとも重要であると考えています。
歯科治療では、歯を削るときなど多くに水を使用します。
この治療用水が汚染されていることが、マスコミに取り上げられています。
>>詳しくはこちら
そこではせがわ歯科では、除菌効果を持つ中性電解機能水を作る「ポセイドン」(株)セルフメディカルを導入しています。
ポセイドンで生成される中性電解機能水とは、電解促進剤を一切加えず水道水だけを電気分解して生成される歯科治療に適した安心・安全な治療水です。
この中性電解機能水は、うがいや切削のときに使用し、無菌状態を保っていますから安心して治療を受けていただけます。